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というのも、あまりにもコイツに依存しすぎて「Dynalistが死んでしまったらどうすればいいのだ……?」という恐怖に駆られたわけです。代替手段は常に持っていたほうがいい。そしてDynalistだと「メモが多くなりすぎてどれが必要で不必要なのかイマイチ判断がつかなくなってくる……(メモ消すの勿体ない症候群)」が起こるんですねえ……。
Dynalistにプロットを作る前段階のぼや~っとしたアイディア出しの段階でコイツを使うのはちょっとオーバースペックかもしれない。できればこう……ホワイトボードみたいな、Kanban方式の何かでアイディアを書き出して、それをDynalistで詳細なプロットにしたい。
あったな……Obsidianが。
Obsidianは現在、私の中で「セッションメモ」を取るためのものになってるんですが、これがまあまあ使いやすい。ぶっちゃけ「それにしか使ってないのか!?このすごいやつを!?」状態なので、手に余っていたのもあります。
今回使うのはその中の機能の「キャンバス」
キャンバスの機能をONにするには、設定画面の「コアプラグイン」から「キャンバス」をONにするだけです。
設定→コアプラグイン→キャンバスをON
ついでにキャンバス自体の設定はこんな感じにしました。マウスホイールのデフォルト挙動はパンにもできたりして便利です。
カード内容を隠すズームの閾値を上げると、ズームアウトしまくっても文字が見える。
いれるべきプラグイン
Canvasをオンにするついでにこのプラグインも挿れておきましょう。コミュニティプラグインをオンにして、これを探してインストールしておきます。そしたら色をつけたり矢印の種類が増えたりする。便利。
早速使ってみる
使うときには以下のように左側にあるサイドバーの「新規キャンバスを作成」をポチ。
このアイコンわかりづらい。
するとばん!とキャンバスが開いて、下の方にこんな感じのメニューが出ます。カードを追加したり、既存のページを貼り付けたり画像も貼り付けられる。グループ化もできます。
試しにキャンバスでCoCシナリオを組んでみる
矢印はカードの四隅にでる丸を伸ばすとニュルンと出ます。
ぼんやりと何をしたいかを考えてみます。そこから矢印を伸ばして具体的にこのシナリオでできそうなことを羅列。RP含めて3~4時間だとこんくらいでいいかなとおもいました。(諸説あり/個人のご意見)
グループにする、みたいなのを選んで枠の上にカードを置くだけでグループ扱いになるので楽です。グループ名の部分を掴んで移動できるのがなんともまあ……素晴しい。
フローチャートも作れる
更にそこからフローチャートにしてみます。フローチャートを作るのも、カードを置いて矢印伸ばしてだけでいいので簡単!
水上バイクでカーチェイスってことは深きものは泳いで追いかけてくるんだなあ…
生贄であるNPCが積極的に狙われるようにして、落水して深きものに奪還されると……当然儀式が成ってしまうので、事前の探索箇所で儀式の妨害ができそうな箇所を作ります。内容は決めてないのですが。魔法陣にイタズラするとか、儀式に使いそうな物品を一つぶっ壊すとか有りですね。
カードをMarkdownファイルに出力する
「ファイルを変換」で即座に「事件現場.md」というファイルが出来上がる
何より一番便利なのが「ファイルを変換」。そのカードの中身をまるまるMarkdownファイルに変換してくれる。しかもMarkdownファイルの中身を変更したらもちろんカードにも反映される。素晴しい。フローチャートにおいたカードの中身を実際にシナリオ本文で埋めながら書き進めることだってできる。
こんな感じに「事件現場」のカードの中身がファイルに切り出されました。
Dynalistでのプロット切りもめちゃくちゃ楽ちんなんですが(Proになったらマインドマップが作れるから実質ObsidianのCanvas)、無料でこれができるのは本当に強い。大まかなフレームを作ったり、アイディア出しをする段階でも活躍するし、本文をそのまま書こうと思えば書けるポテンシャルもある。すごいぞ……。